ラグビーワールドカップが開催され、各国の熱い戦いが繰り広げられています。
得点が入るたび、2点、3点、5点、と違うので戸惑ってしまいますね。
そもそもトライって何?と分からないことだらけです。
今回は、初心者のためにラグビーの得点の基礎を中心にご紹介していきます!
ラグビーの得点方法
ラグビーの得点方法は主に4つあります。
その中の一つが「トライ」なんです!
最初に4つの方法を見ていきましょう。
1.トライ 【5点】
ボールを相手陣地のインゴール(ゴールポストより奥にあるエリア)に持ち込み、ボールを持った手や腕で地面につけるのがトライです。
味の素スタジアム、インゴールの幅など、スタジアムかなり頑張ってくれています。ありがとう👍 #rwc2019 #JPNvRUS pic.twitter.com/zcu0ZS2Ixc
— とも (@tomo0204) September 20, 2019
ラグビーワールドカップ2019ロシアとの初戦で、松島幸太朗選手がハットトリックを達成しました!
ワールドカップで日本代表選手がハットトリックを達成したのは初となります!
2.コンバージョンゴール 【2点】
トライを決めたチームがゴールポストに向かってボールを蹴る権利(コンバージョンキック)を与えられます。
ゴールポストの間を通れば得点になります。
得点を5点から7点にコンバージョン(変換)するということですね。
【日本代表】
「ラグビー日本代表 リポビタンDツアー2017」トンガ代表戦では7本中6本のキックを成功させた、SO田村優選手。#rugbyjp #OneTeam pic.twitter.com/J4g5ZPZENo— 日本ラグビーフットボール協会 (@JRFUMedia) November 18, 2017
コンバージョンキックの時に、キッカーとして登場するのが日本代表の田村優選手です。
キックの精度は全大会のキッカーだった五郎丸選手以上との評判があるんですよ^^
3.ドロップゴール 【3点】
試合中、ドロップキック(地面にボールをワンバウンドさせて蹴ること)でゴールさせること。
コンバージョンゴールと同様にゴールポストの間を通れば得点になります。
ドロップキックは難易度が高いため、ドロップゴールを見られる頻度は多くありません。
4.ペナルティゴール 【3点】
相手の反則行為などをした場所からゴールポストに向かってボールを蹴ることが出来ます。
コンバージョンゴールと同様にゴールポストの間を通れば得点になります。
このようにゴール(トライ)によって得点が違うんです。
トライは一度の得点が一番大きく、さらにコンバージョンキックに成功すると一挙に7点が入るので、トライを重ねることが試合を有利に進める一番の方法と言えるんです。
しかし、相手が強豪チームでトライを奪うことが難しい時は、ペナルティゴールやドロップゴールを確実に決め3点の積み重ねで勝利を目指す戦略もあり、両者の駆け引きも見どころの一つですね^^
トライの意味や由来は?
コンバージョンキックを説明する前にトライの意味を探っていきましょう。
トライとは
トライとは、トライ・アット・ゴール(try at goal)からきています。
「ゴールに挑戦する」という意味です。
昔のラグビーの得点ルールでは、トライしても得点はなかったんです。
トライした後のキックで勝利が決まったいたので、キックに挑戦する権利という意味で『トライ』と名付けられたんだそう。
なのでトライを何度も決めても、その後のキックが成功しなければ勝利とはならなくて、逆に一度しかトライが決まらなくても、その後のキックが成功すれば勝利となるルールだったんです!
トライで入る点数も何度も変更になっているんですよ。
- 1948年~トライが3点に改正
- 1971年~トライが4点に改正
- 1993年~トライが5点に改正
今と同じ5点になったのは、けっこう最近のことだったんですね~。
コンバージョンキックを蹴る場所はどこ?
トライを決めた後のコンバージョンキックを蹴る位置には決まりがあります。
キックの方法と合わせて確認しましょう。
コンバージョンキックの方法
コンバージョンキックの方法は2つあります。
地面にボールをワンバウンドさせてキックするドロップキックと、キックティーにボールを置いてキックする方法です。
大半は落ち着いて蹴ることが出来るキックティーを使う方法を選択しますが、負けているチームが早くプレーを進めたいときには、ドロップキックで素早く蹴ることがあります。
コンバージョンキックを蹴る位置
キックの位置はトライを決めた地点からグラウンドの縦方向の延長線上であればキッカーの好きな場所から蹴ることが出来ます。
正面からのキックは簡単で成功率は高いのですが、端の方だと角度が付き難易度が上がってきます。
トライを中央付近で決めることが、その後のコンバージョンキックを成功させるカギとなります。
なのでトライを決めるとき、インゴールに入ってもすぐにタッチせず中央のゴールポスト付近まできて地面にタッチしているのは、このためなんですね。
ラグビーの歴史
ラグビーとサッカーの起源は、イングランドで行われていたフットボールにあります。
この2つを分かれさせたのは、ある生徒の「反則」がきっかけだったと言われているんですって!
1823年にイングランドの学校で行われていたフットボールの試合中に、エリス少年が反則をしてボールを抱えたまま走り出したんだそう。
そのまま相手のゴールに向かって行ったのがヒントになってラグビーという競技が生まれたと伝えられているんです。
その後、手を使えるラグビー派と、手を使わないサッカー派に分かれ、それぞれルールを明確にして別々の競技になったんですって!
※エリス少年がラグビーの発明者とされていますが、諸説あるようです。
今回は得点方法を4つご紹介しました。
ラグビー観戦するときは、詳しいルールを知らなくても大丈夫です。
肉体と肉体がぶつかり合う音や迫力、華麗なステップで駆け抜ける選手を見ていただければ楽しめるスポーツです。
日本での開催は一生に一度!
みんなでラグビーワールドカップを盛り上げましょう!!
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