特に悪さをするわけではないけれど、家の中を飛び回り鬱陶しいコバエ。
いつもゴミ箱周辺にいるコバエが、どこからやってくるのか分かりました!
ゴミ箱にコバエはなぜ大量発生する?
いつもゴミ箱の周りを飛び回るコバエ。
コバエにはいくつか種類がありますが、一般的に多く見られるのは「ショウジョウバエ」です。
このショウジョウバエ(以下、コバエ)は、体長2㎜ほどでよく見ると赤い目をしているんだとか。
なかなかじっとしていないので、よく見ることは出来ませんけどね^^;
卵→幼虫→蛹(サナギ)→成虫 に成長していきます。
卵から成虫までは、約10日という早さで、一度に30~50個もの卵を産みつけると言われています。
数匹だったコバエが、数日後に大量発生するのも納得ですね。
そして、ゴミ箱にはコバエが好む環境が整っています。
熟れた果物や傷みかけた野菜、アルコール類や調味料、生ごみや食べ残しが大好物!
私の実体験ですが、果物だとブドウを室内に置いておくと甘い香りに誘われて、必ずと言っていいほど寄ってきます。
家庭菜園でたくさんとれた完熟ミニトマトを大量に頂いた時も、遅くても翌日にはいらっしゃいますね(笑)
大量にある中の1つや2つは熟し過ぎて潰れているので、それをねらっているもようです。
飲み終えたビール缶にとまっていたり、ワイングラスにとまっているところを見かけたこともあります。
生ごみや食べ残しも大好きなので、キッチン周りやキッチンから出たゴミが入っているゴミ箱はコバエが大好きな環境というわけですね。
コバエはどこからやってくるの?
コバエが好きなものが分かりましたが、コバエはどこから家の中に侵入してくるのでしょうか。
窓を開けるときは網戸をしているし、我が家は新築なので隙間もほとんど無いはず。
だとすると、玄関を出入りするときに人と一緒に入ってきているんだな、と思っていたんです。
ある日、何の気なしに家の窓から外を眺めていました。
その時、網戸の外側にコバエがとまったんです。
網戸の格子のサイズよりコバエの方が大きかったので、窓からは入れないよと思った次の瞬間、コバエがキュッと体を細くして網戸のネットを抜けて入ってきたんです!!
あまりのことで目を疑いましたが、まぎれもない事実です。
コバエは網戸のネットを抜けられるんですね。
それじゃあ、コバエの侵入を防ぐことは出来ません。
家の中に入ってこないように出来ないなら、コバエの好きなものを徹底的に排除しなくてはなりません。
ゴミ箱のコバエを駆除する方法
コバエを駆除する薬剤などありますが、元を絶たなければ意味がありません。
コバエを寄せ付けない環境を作りましょう。
ゴミ箱の中や周りで大量発生していたら、ゴミ箱に卵を産みつけられている可能性があります。
そんな時は、ゴミ箱に入っているゴミを捨て、ゴミ箱も洗浄する必要があります。
コバエの卵やサナギはゴマに似ています。
目視でも見つけることは出来ますが、ゴミ箱の色によっては見落としてしまう可能性があります。
洗いにくい隙間に卵を産みつけていることもあるので、お掃除用のブラシなどでかき出すように念入りに洗ってください。
ゴミ箱の中も外もすべてきれいにしましょう。
洗い終わったら、拭いて乾燥させてください。
卵が無くても、食べ物の汁などが付いていてコバエが寄ってきているかもしてないので、ゴミ箱は清潔に保ちましょう。
ゴミ箱がきれいになったら、ゴミ箱に捨てるゴミにも気を使わなくてはなりません。
まずは生ごみ。
三角コーナーにゴミを入れっぱなしにしていませんか?
生ごみはポリ袋に入れてそのまま捨てていませんか?
ポリ袋に入れて口をしばっても完ぺきではありません。
実はポリ袋に入れても、臭いは通してしまうんです。
なので、ポリ袋に入れた生ごみをゴミ箱にポイっと捨てると、臭いにつられてコバエがやってきてしまいます。
我が家で生ごみを捨てる時は、ポリ袋の空気を抜いて口をしばり、冷凍庫で保管します。
ゴミ収集日の当日まで冷凍させているので、臭いの心配はありません。
生ごみだけなので、それ程の量ではありませんが、冷凍庫に余裕がない時もありますよね。
そんな時は、なるべく水分を取るように心掛けてください。
人参やじゃがいもの皮をむくときは、洗ってから皮をむくと皮が濡れてしまうので、皮をむいてから洗います。
皮は新聞紙やチラシに包んで捨てます。
時間があるときにチラシでミニゴミ箱を作って入れていますが、新聞紙にくるむだけでも十分です。
その都度捨てるので、我が家に三角コーナーはありません。
水分があると腐敗が進むので、ゴミはなるべく濡らさないようにすることが大切です。
飲み物容器や食品トレーも臭いのもとです。
飲み物の缶はすすいで水を切ります。
トレーは軽く洗って乾燥させてから捨てるか、リサイクル拠点に持っていくようにします。
買い物ついでにスーパーにあるリサイクルボックスに入れれば、食品トレーをため込むことも無くなります。
キッチンの排水溝もきれいにしておきましょう。
排水溝用の洗剤を使ってもいいのですが、洗剤がなくてもできるのがお湯を流す方法です。
排水溝は油汚れが主なので、たくさんのお湯で流すといいんですって。
やり方は、シンクのふたがあればふたをします。
ない時は、ポリ袋にシンクのゴミ受けを入れて結んで戻せば大丈夫です。
シンクにお湯をためてから、フタを外して一気に流します。
このお湯で、排水溝や排水管の油汚れを溶かして流します。
お湯の温度は50℃位を目安にしてください。
排水溝が変形する可能性がありますので、60℃以上にならないようにしてください。
洗剤もいらないし簡単なので、すぐ実践できる方法なのでおすすめですよ。