2018年9月6日に北海道で発生した北海道胆振東部地震。
私たち家族は地震後の停電の中、40時間を電気なしで過ごしました。
我が家は数年前に建てたオール電化住宅です。
オール電化で停電って最悪!って思いますよね?
でも停電の中、我が家がわりと快適に過ごせた秘訣をご紹介します!
ブラックアウトとは?
2018年の流行語大賞にノミネートされた「ブラックアウト」。
2018年(平成30年)9月6日に北海道胆振地方中東部を震源として地震が発生。
道内の半分の電気を供給していた発電所が完全に停止したことにより、連鎖的に他の発電所も停止し道内全域約295万戸で停電が発生しました。
管内のほぼ全域で電力が止まる大停電を「ブラックアウト」と言います。
停電でも快適に過ごせた秘訣
停電でも快適に過ごせた秘訣は ”キャンプ” です。
我が家は家族で毎年キャンプに行くのが楽しみで、キャンプ道具も充実しています。
なので、暗くてもランタンがあるし、IHが使えなくてもカセットコンロがあるので調理するにも困りませんでした。
何より停電で真っ暗になっても、子供が怖がらなかったことが良かったです。
「キャンプみたいで楽しい!」と言ってましたから!
・キャンプでは夜は真っ暗な中、ランタンの明かりのみで過ごすこと。
・テレビが見れない状況であること。
・不便な状況を楽しめること。
すべてキャンプで得たことが災害時でも役立ちました。
地震で停電になったときに必要なもの
・ランタン
電池式のものが安全です。
夜を過ごす時には、懐中電灯よりもランタンがあると安心です。
オススメは本体から部分的に取り外して懐中電灯のようにも使えるランタンです。
・ラジオ
テレビからの情報を得られないのでラジオは必須です。
電池式がおすすめです。手動で充電できるものもあります。
長く暗い夜を過ごす時も音楽が聞けて気分転換になります。
・電池
ランタンやラジオ、充電器に合うサイズのものを用意。
電池は地震後すぐに売り切れてしまい、しばらく手に入りませんでした。
・携帯充電器
モバイルバッテリーや車で充電できるものなど、自分に合った充電方法を確保する必要があります。
普段以上に連絡をとることになるのでバッテリーの減りが早いです。
無料で充電できる施設も解放されますが、長蛇の列でした。
・カセットコンロ
IH調理機器を使用している方はカセットコンロが手軽でいいです。
実際、災害時には売り切れ続出だったカセットコンロ。
どこで売ってるかを記事にまとめたので参考にしてくださいね。
・カセットボンベ
カセットコンロがあってもボンベがないと使えませんので合わせて準備しましょう。
・食料(3日分)
必要なものが少し買えるようになるまでに3日位かかりました。
なので3日位は家にあるもので過ごせるようにするといいですね。
地震発生から10日位までは、商品それぞれにつき”お一人様一点まで”の条件付きの買い物でした。
・水
私の住む地域は断水にならなかったので水の心配はありませんでしたが、同じ地域でもマンションに住んでいる方は屋上へ水を送るモーターがストップして断水状態でした。
こちらも最低3日分は用意しましょう。
今回の地震発生時は、暑くもなく寒くもない過ごしやすい時期だったので非常に助かりました。これが冬だったらと思うと・・・これから防寒に必要なものを考えて準備していきたいと思います。
地震後の買い物状況
地震発生当日の朝、近くのスーパーへ開店前に行き並びましたが数百人の人が並んでいました。
そのスーパーでは”一人5点まで”購入できる決まりで買い物ができました。
買えるものも限定されていて、パン・カップラーメン・米・水・バナナ・ティシュペーパー・トイレットペーパー・オムツ・電池(すぐ売り切れ)くらいでした。
レジも使えませんので、電卓で計算していましたよ。
買い物に2時間かかって買えたのは、パンとカップラーメンを合わせて5個でした。
小さいお子さんがいるご家庭では2時間並ぶのは難しいですよね。。。
いざという時に慌てなくてすむ備蓄方法を記事にまとめましたのでご覧ください。
オール電化住宅停電時の電気給湯器は?
給湯器に残ってるお湯は使えるのでシャワーを使うことができます。
少し温度は下がっていましたが、髪や体を洗えてスッキリできました。
オール電化は停電になったらおしまいだと言われていましたが、ガスや灯油が熱源の家ではシャワーは使えなかったようです。
手動で給湯器の水を取り出す事が出来るので、飲用にはなりませんがトイレを流す時に使うなど、断水した時に使えるところも安心です。
まとめ
今回の地震では気候も良く、幸い住宅や家族にも被害は無かったので乗り越えることが出来ました。
災害は地震だけでありません。
このことを教訓に、今後起こるかもしれない災害を乗り越えられるように備えたいと思います。