一周忌や三回忌等の法事に行くことになったときの為に、香典についてのマナーを確認しましょう。
入れるお札は古札がいいのか、新札がいいのかなどお答えしていきますね。
法事で使うお札は古札・新札のどっち?
突然の訃報で駆けつける通夜や告別式の香典は、突然のことであり、新券の用意が出来ないことから古札を入れるというのが常識とされていますね。
しかし、一周忌などの法要・法事など、前もって日程が分かっていることなので、新札を使って大丈夫です。
ただ、法要に出る側の私たちも迷うくらいですから、法要をとり行う方も分からないかもしれません。
そんな時は、新札に軽く折り目を付けて入れるのが無難でしょう。
法事で使う新札の折り方
どちらかの折り方で新札を折りましょう。
・横に半分軽く折って戻します。
・4つの角のうち、1ヶ所の角を少し折り戻します。
法要・法事で使う香典袋の表書きは?
「御仏前」・「御沸前」と書かれた香典袋を用意します。
この他に「御香典」も可能です。
書くときは、薄墨ではなく普通の濃さの墨で書きます。
葬儀の際には、突然の訃報に接した悲しみの象徴で薄墨を使います。
使うのは、四十九日までの忌中だけとなっています。
一周忌などの忌明け後の法要に薄墨は使いません。
法事の香典に使うお札の向きは?
香典に包むお札の入れ方は、お札を裏向きに入れます。
お札に印字されている肖像画が封筒の裏に、なおかつ底側に来るように入れます。
お札が複数枚になる時は、お札の向きを揃えて入れてください。
法要・法事の香典の相場は?
香典の金額は個人との関係性で異なります。
法要のみの場合と会食を含むときの違いもありますので、参考にしてください。
法要のみ | 法事(会食を含む) | |
友人や知人 | 5,000~10,000円 | 10,000~30,000円 |
血縁関係 | 10,000~30,000円 | 20,000~50,000円 |
血縁関係だと夫婦で出席の場合も多くあります。
その場合は法要のみで、 10,000~50,000円 。
会食を含む法事で、30,000円~となります。
このくらいを目安にすれば失礼はないでしょう。
あとは、あなたと個人の繋がりを考慮して包んでください。
香典袋の種類(水引)はどれがいいの?
金額が決まれば香典袋の種類も決まります。
次を参考に選んでください。
香典袋に入れる金額 香典袋の種類
金 額 | 香典袋の種類 |
3,000~5,000円 | 水引がプリントされている簡易的なもの |
10,000円~20,000円 | 水引が黒と白か、黄色と白のシンプルなもの |
30,000円~50,000円 | 水引が銀色のもの |
さいごに
香典を中心に法要・法事でのマナーをご紹介しました。
少しずつ悲しみが癒えてきて、故人を心静かに供養することができる法要・法事。
故人の思い出話を巡らせて、ご供養できるといいですね。