暖房を付ける時期になると湿度がグッと下がります。
我が家の冬期間の湿度は、25~30%になってしまいます。
なんとか加湿器を購入せずに湿度を上げる方法はないかと、色々試した結果をご紹介しますね。
我が家が加湿器を買わない理由
健康や美容の面からも、湿度は50~60%に保つのがいいと言われていますね。
我が家は北海道在住、木造2階建て全室パネルヒーター(集中暖房)の建物です。
以前は灯油ストーブの木造住宅に住んでいたのですが、その時の湿度は平均で50%くらいでした。
乾燥より結露の心配をしていたんです。
それが一転、乾燥に悩むことになりました。
一度は加湿器の購入も考えましたが調べていくうちに、加湿器に頼らず加湿するのがいいと思い購入をやめました。
その理由はこちらです。
菌が繁殖する
一番の理由はこれです。
まめに手入れをいないと菌が繁殖して、まき散らすことになる可能性があること。
目に見えないものなだけに、どういう状態になっているかが分からず不安でした。
かと言ってマメに掃除する自信はないのでやめました。
加湿器の購入金額
安価なものもありますが、それなりのものをと考えると、数万円します。
そこそこ高いです^^;
電気代がかかる
機種によってかかる電気代は違いますが、ほぼ一日中つけることになるので費用が気になります。
我が家はオール電化住宅なので、昼間の電気単価が高いことも気になるポイントでした。
大まかに言うと、この3つの理由で加湿器を購入するのをやめました。
加湿器なしで湿度を上げる方法
湿度を上げるために色々試して、効果があるものをご紹介します。
ポイントは普段の生活の中で無理なく出来ることです。
目標は湿度50%です。
まず、普段のリビングの湿度はこれくらいです。
この日は、室温22度で湿度29%でした。
何も対策しなければ、いつも25~30%位です。
我が家の間取りは、リビングとキッチンがひと続きで約20畳です。
キッチンの近くにユーティリティ(脱衣所、浴室)へのドアがあります。
入浴後ドアを開ける
いままで、シャワーやお風呂に入った後は浴室のドアをしめて換気扇を回していましたが、換気扇を回さず浴室のドアを開けたままにします。
シャワーを浴びた後、浴室のドアと脱衣所のドアを開けておく。
リビングの湿度は6%上がりました。
お風呂に入った後、湯船にフタをしないで浴室のドアと脱衣所のドアを開けておきます。
リビングの湿度は12%上がりました。
洗濯物を干す
我が家は、ほぼ毎日洗濯をします。
ちなみに洗濯物は5キロ位です。
洋服など大きいものは脱衣所の物干しに干してリビングに続くドアは開けておきます。
フェイスタオルや夫のトランクス、小物類はこちらのタオル掛けにほぼびっしり干してリビングの隅に置いています。
お見苦しいので夫のトランクス等は、外して撮影してますよ^^
すると数値はこうなりました。
湿度は16%上がりました。
どうですか?かなり湿度が上がっていますよね?
リビングに直接洗濯物を干しているのが効いていると思います。
リビングに5キロすべての洗濯物を干すことが出来れば、湿度は20%位は上がりそうです。
カーテンに霧吹きする
いくら湿度が上がるからといってもリビングに洗濯物を干すのは見た目が悪くてイヤ!という時はカーテンに直接、霧吹きをします。
カーテンの素材によってはシミや縮みの原因になることがありますので、目立たないところで試すなどして自己責任でお願いしますね。
我が家は洗濯可能のカーテンなので、ガンガン吹き付けました。
吹き付ける量によって5~10%の湿度上昇が見込めます。
ただ、10%あげようと頑張ってシュッシュッとやると、手が疲れる・・・。
翌日からは子供にバトンタッチ!楽しそうにやってくれて私は楽できるし、一石二鳥です。
床材に無垢材を使っているお宅は、水がかかっちゃいけないのかな?
床にも多少水がかかるので確認してくださいね。
タオルを濡らして干す
毎日洗濯するほど洗濯物がないよ!って方は、バスタオルを濡らして干すのが有効です。
ただ、バスタオルを手で絞るのって結構大変ですよね。
そんな時はバスタオルを濡らして、洗濯機の脱水をかけます。
洗濯機によりますが、ソフト脱水や脱水1分でゆるめにします。
いちいち洗濯機の脱水をするのも面倒だし・・・という方は、手で絞らなくても良くて、洗濯機も使わない方法をご紹介します。
ゴミ袋の上にバスタオルを畳んで置き、コップに2杯の水をかけます。(画像は計量カップ200ml)
ゴミ袋の上に、そのまま10分位置きます。
広げて水が滴ってこなければOKです。
そのまま干してください。
我が家では食卓テーブルのイスに掛けたり、タオル掛けに広げて干しています。
我が家の湿度を上げる方法のまとめ
どれか一つの方法で湿度を50%に上げることは出来ませんでした。
でも、いくつか組み合わせて継続すれば、50%に近づけることが出来ると分かりました。
この結果をふまえて我が家では、洗濯物をリビングに干すことと、入浴後の浴室のドアを開けたままにしておくのを習慣化しました。
それでも湿度が足りない時だけカーテンに霧吹きや、バスタオルを濡らす方法で乗り切っています。
しばらく続けていますが、普段の生活の中で出来ることなので、無理なく続けられています。
加湿器を買う前に、出来ることから取り入れてみてはいかがでしょうか^^