引き出しなどから出てきた、使わずに忘れていた古い切手。
コレクションとして集めていた切手。
これって使ってもいいのでしょうか?
切手に有効期限があるなど聞いたことはないですよね。
しかし、20年・30年以上も前の切手は普通に使うことはできるのでしょうか。
使用する時の注意点や、交換や換金方法などの調べてみました。
古い切手の使い道は?
実は、ほとんどの切手は古くても使えます!
絵柄が違ったり、額面が今の切手にはないものでも大丈夫です。
既定の料金にピッタリでなくても上回ればいいのです。
82円なら85円や90円など。
ただし、おつりは出ないので注意が必要です。
例外もあります。
それは「銭」単位の一部のものです。
明治初期に発行された赤い「小判切手」と第二次大戦中の戦時関係図案の切手が使用不可です。
これ以外なら大丈夫です。
たとえば15銭、30銭といった切手でも30銭を10枚貼れば3円分の切手として使えます。
ゆうパックの支払いにも額面と同じ金額として扱ってくれます。
他にもヤフーオークションなど、代金の支払いを切手で受けてくれる人がいます。
オークションなどはトラブルにならないためにしっかり評価を確認し、連絡もきちんと取れることを確認しましょう。
古い切手を新しい切手に交換できる?
郵便局で現行切手への交換は可能です。
現行切手は82円や62円などありますが、80円と2円の古い切手なら82円の切手と交換できます。
交換手数料は以下のとおりです。
郵便切手・通常はがき…1枚につき5円
往復はがき・郵便書簡…1枚につき10円
10円未満の郵便切手や郵便はがき…合計額の半額
ということは、銭単位や1円2円といった少額な切手は交換してしまうと損になりますね。
それから、年賀はがきへの交換もできません。
現金への交換もできない、半分は手数料として取られてしまうなら、なるべく普通に使うのが得策です。
古い切手を現金化する方法は?
古い切手を現金に交換してもらおうと思っても、郵便局ではしてくれません。
しかし、価値があるものなら専門業者に買い取ってもらうことが出来ます。
たとえば…
プレミアム切手 ピードロを吹く娘…4,500円
プレミアム切手 月に鷹シート …13,000円
プレミアム切手 見返り美人シート…14,500円
(保存状態や、時期により価格は変動します。)
これら以外にも、昭和30年以上前の切手はコレクター需要が高く、しかも保存状態のいいものが少ないため、高額査定になることもあります。
こういうものを額面通りの値段で使ってしまっては大損です。
業者に買い取ってもらいたい場合は宅配サービスがおすすめです。
店舗まで行かなくてよく、配送料・返送料が無料なのが魅力です。
使用済み切手も価値がある?
使用済み切手は消印が押されていて金銭価値はないものが多いですが、これを集めて寄付している団体があります。
コレクターにとって価値があるものや、消印に価値をおくコレクターもいるようです。
切手なら
・赤猿(1980年発行 中国切手)
・オオパンダ(1963年、1973年発行 中国切手)などが価値が高いです。
消印なら
・特残通信日付印(特印)
・小型記念日付印(小型印)
・風景入通信日付印(風景印)などが価値がたかいようです。
コレクションとして切手シートに集めていたり、昔の手紙など残っていたら、もう一度よく確認すると価値のある切手が混ざっているかもしれませんよ^^