じゃがいもは比較的安価で、スーパーでも一年中買うことができる野菜です。
じゃがいもはいろいろな料理でメイン野菜として使われます。
寒い日はおでんやカレー、ポトフなど、じゃがいもがごろごろと入った煮込み料理にするのがいいですね。
煮込み料理のじゃがいもは、大きくてほくほくしているのがとってもおいしい!
けど、じゃがいもを煮込む料理って煮崩れしたり、とけて形がなくなってしまったりと、意外とむずかしいと思いませんか?
そこで今回は、じゃがいもの食感がきちんと味わえるように、煮崩れしにくい品種や特徴、煮崩れを防止するちょっとしたコツについてご紹介します!
じゃがいもの煮崩れしない品種は?
じゃがいもにはたくさんの品種があり、スーパーでも様々な品種が売られています。
では、煮崩れしにくい品種にはどんなものがあるでしょう。
煮崩れしにくい品種
メークイン、とうや、インカのめざめなど
特徴:しっとりしていて煮崩れしにくい
向いている料理:カレー、おでん、肉じゃがなどの煮込み料理
※煮崩れ「しにくい」品種ということなので、まったく煮崩れしないわけではありませんよ!
煮崩れしやすい品種
キタアカリ、だんしゃくなど
特 徴:ほくほくしていて、短時間でもやわらかくなりやすく、煮崩れしやすい
向いている料理:ポテトサラダ、コロッケ、ポタージュスープなど、じゃがいもをつぶす料理
おでんのじゃがいもの煮崩れを防ぐ方法は?
じゃがいもを調理するとき、下ごしらえや調理中の少しの工夫で荷崩れが格段に少なくなります!
・じゃがいもの下ごしらえ「面取り」
煮込んでいるとき、じゃがいもはカットした角からとけはじめ、煮崩れしてきます。
それを防止するために「面取り」という下ごしらえをします。
やり方は、カットしたじゃがいもの角をとるように、じゃがいもの形を丸くするだけ!
ちょっとしたひと手間で荷崩れ防止になります。
・じゃがいもの下ごしらえ「水にさらす」
じゃがいもにはでんぷんが含まれます。
そのでんぷんを洗い流すことで溶けだすのを防ぐことができます。
カットしたじゃがいもを10分くらい水につけておくだけ。
つけている間は別な野菜を切っっておくなどすると効率よく作業が進められますね。
・炒めてから煮る
肉じゃがやカレーなどは、炒めてから調味液で煮込みますよね。
じゃがいもを炒めるときは、表面がうっすら半透明になる程度に炒めておくと煮崩れしにくくなります。
あらかじめ表面に火が通っているので味しみが良くできます。
炒める際は焦がさないように注意して、弱火~中火で炒めましょう。
・調理中の火加減
じゃがいもは強火でぐつぐつ煮込むのはNG!
じゃがいもは温度の変化に敏感な野菜なので、あっというまに煮崩れてしまいます。
水(または調味液などが冷たいうち)からゆっくり火を通すのがポイントです。
沸騰しない程度の火加減、コトコト煮込むのがよいでしょう。
・じゃがいもは後入れする
火加減に注意していても、長時間煮込むと当然煮崩れしてしまします。
じゃがいもだけ別にゆでておき、ある程度煮込んだところへ投入すると、じゃがいもは煮込み時間が短時間で済むので煮崩れしません。
また、あらかじめ電子レンジでつまようじがすっと通るくらいまで加熱しておき、最後に投入するのも良いでしょう。
おでんとカレーのじゃがいもが煮崩れない手順
おでんを作るとき
おでんを作るときは他の具材を煮込みながらじゃがいもを別に仕込みます。
じゃがいもは皮をむき小振りなものなら切らずにそのまま使います。
大きいものなら2つに切り面取りをしておきます。
電子レンジでチンして竹串を刺して少し硬さが残るくらいにします。
ほかの具材の鍋に入れて一緒に煮込みます。
じゃがいもに竹串をさして中まで柔らかくなっていたら完成です!
カレーを作るとき
カレーを作るときは、煮崩れしにくい品種の芋を使い、油でよく炒めてから煮ると煮崩れしにくいです。
これでも上手くできないなら、じゃがいもを切ってからレンチンして最後に鍋に入れるといいですよ。
この時、じゃがいもに竹串を刺して中までスッと通るまでレンチンしてくださいね。
まとめ
いろいろな煮込み料理でメインで活躍するじゃがいも。しかし煮崩れするのが悩みの人、多いと思います。もちろん私もです…。
じゃがいもの品種、下ごしらえや火加減など、ちょっとしたひと手間でだいぶ煮崩れが防げそうですね!
今回の記事を参考に、じゃがいもがごろごろ入ったおいしい煮込み料理を作ってみてくださいね。