人間は忘却の生き物ですから、忘れ物も多少は仕方ないと私は思います。
でも、学校ではそうはいきません。
中学になると内申書というものがあり、期日までの提出物などを忘れたら高校受験に直結することもあります。
「忘れ物をなくす」ことはなかなか難しいですが、「忘れ物を減らす」ことならできるかもしれませんね。
少しでも忘れ物のない生活を送るための工夫や注意点をご紹介したいと思います。
忘れ物が多い子供の特徴
年齢関係なく忘れ物が多い子に共通することがあります。
整理整頓ができない
部屋はもちろん、机周り、ランドセルの中、果ては筆箱の中まで、整理整頓出来る子と出来ない子はハッキリわかれます。
それでなくてもウッカリ忘れてしまうのに、時間割する場所がぐちゃぐちゃだと何がどこにあるか分かる訳がありません。
後回し後回しにする
宿題にしろ、翌日の準備、課題提出など、いつか必ずやらなければいけないことを、先延ばしにする子が多いです。
期日までに出来上がれば問題ありませんが、期日を忘れたり、毎日の時間割なら覚えてる間にすればいいのに、就寝直前など慌ただしく済ますタイプは忘れ物が多いです。
スケジュール管理できない
先の見通しをつけて動く子がふえる中学生。
「もうすぐ○○が始まるから△△が必要だ。」と、早めに用意しておかなければならないものなどの報告をなかなか親に言わなかったり、そもそもなんとかなるだろうとスケジュール自体も忘れてしまう子がいます。
忘れたらどうなる、ということも勿論考えていません。
当てはまることはないでしょうか?
該当する部分があるなら、少しずつ前進しましょう。
小学生のように「お母さんと時間割」なんて嫌ですよね^^;
「もう中学生なんだ」という気持ちを常に持たせた方がいいと思います。
中学生の忘れ物対策
具体的にどうしたら忘れ物が減るのか。
難しいですが考えてみましょう。
スマートフォンやタブレットを使う
最近はスマホやタブレットを持つ中学生は増えてますよね。
持ってるなら、友達との連絡として使ったりゲームもいいですが、メモアプリやスケジュールアプリを上手に利用しましょう。
to doリストもありますし、アラーム通知で提出期日をお知らせしてくれるものなど、なかなか便利ですよ^^
もし、スマホを持ってるならば、有効に利用することはいくらでもできます。
うまく活用してみてくださいね。
リストを作る
一番目につく場所に、各科目に対して必要なものを書いておきます。
副教科で作業できなくなる、イレギュラーなものは事前にリビングなどにメモをペタペタ貼る場所を作っておいて、最初は家族からの声がけがあった方がいいかもしれませんね。
とにかく、教科書だけ持って行っても、ノートだけ持って行ってもダメです。
その科目が必要とするもの全部を把握して、ちゃんと持っていけないと意味がありません。
時間割は2回以上確認
これ自体を忘れそうな気がしますが、夕方に一回、就寝前に確認、なんなら朝もう一度確認するくらいがいいと思います。
上記したことを頭に入れて確認しないと意味がありませんよ。
例えば歴史。
教科書、ノート、資料集、あるならプリント綴の4つを必要とします。
この4つを入れているかの確認が必要です。
歴史、と書かれた教科書を見て安心!では忘れ物は減りませんね。
慣れるまでは面倒でもしっかりと確認作業をしてください。
そのうちに教科に対して必要なものがわかってきます。
そうなれば何が足りないか自分で気付けますよ。
忘れ物は届けますか?
小学生の忘れ物対策はチェックシートが効果的です!
忘れ物対策として意味がないこと
親はいくつになっても子供が心配です。
忘れ物が多く学校から連絡がきたり、懇談で注意されるとついしてしまうことがあります。
学校に届けてあげる
中学生にもなって…という個人的意見もありますが、子供は忘れ物を通して、多少恥をかき、二度とやるもんか、と思う心が成長の第一歩になる場合があります。
その日その時良かったらいい、という行為につながります。
しっかり叱られ、しっかり恥ずかしい思いをし、明日からは忘れないぞ!という気持ちの芽を摘まない様にしましょう。
放置する
構い過ぎても良くないです。
放置はもっと良くないです。
性格的な問題だと、マメな声がけが効果的です。
本当に忘れてしまっているんだから、声がけで思い出すこともあるでしょう。
いつか忘れ物しなくなるだろう。
気に病み過ぎるのも良くないですが、この考えもダメです。
そんな日は来ません(笑)
適切なタイミングで、「時間割した?提出物は?」など軽く聞いてみる。しつこくてもいいです。
1人で忘れ物しないなら、とっくに忘れ物はなくなっています。
まとめ
スローステップ、半歩の歩みでいいですよ。
昨日より今日、今日より明日、少しずつ忘れ物が減ることが一番いいと思います。
時々は後退もするでしょう。
中学の次は高校、大学(働く子も専門学校の子も)と、進む中で忘れ物に対する考えが甘くなることはありません。
特に社会に出ると厳しくシビアな世界が待っています。
学生、特に中学生の間に少しステップアップしておくと対応しやすくなります。
忘れ物で叱られることがなくなると、子供自身が自分に自信を持てるようになると思います。
年齢的に対応が難しいですが、うまく伝えていきたいですね。