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子供がタオルを離さないのは病気なの?ブランケット症候群とは?

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小さな子供がハンカチ・タオル・ぬいぐるみなどをお気に入りでずっと持ち歩く姿って可愛いですよね。

でも片時もはなさない、どこに行くのも必ず一緒、肌身離さず抱きしめていたりすると少し不安になります。

私の息子は四隅が固めのタオルハンカチをいつも持ち歩き、寝る時はおしゃぶり代わりのように、四隅の先の一つを唇に当てながら眠るクセがありました。

愛情不足では?と、遠回しに言われた日のショックは今も忘れられません。

なぜ子どもは、何かを肌身離さず持ち歩くのか、原因・理由、対処の仕方についてご紹介していきますね。

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ブランケット症候群とは?

乳幼児期の子供が肌身離さず持ち歩くいろいろなものを総称して「安心毛布」と言います。

「ライナスの毛布」と呼ばれることもあります。

安心毛布の名前通り、持っているだけで安心なんです。

眠りにつく時、不安な時握ったり抱きしめたりすることで、その感触や匂いに安心するみたいです。

「外出先まで持っていくの?!」と、取り上げたりすると精神不安定になったり睡眠不足になったり。

これがないと不安だよ、眠れないよ。この状態のことを「ブランケット症候群」と言います。

私の息子のタオルハンカチは、ブランケット症候群からくるものだったんですね。

精神安定や安眠、安心のために活躍してくれていたという訳です。

なぜブランケット症候群になるの?

なぜ、片時も離さずブランケット等を持ち歩くのか?

ずっと持ち歩いているので段々とくたびれてきますし、いくら洗濯しても変色しボロボロになってきます。

でも、離さないんですよね…。

 

心理学的には、断乳時期の不安や負担からおこるケースと考えられています。

母乳育児に多いとされているんですが、おっぱいにバイバイした不安からの移行対象としてブランケット(人それぞれのもの)を持つようです。

 

私も母乳育児で、子供が1歳の時に断乳しました。

考えてみると、確かに断乳後からタオルハンカチを持ち歩いています。

理由は色々ですが、不安やストレスから起こりがちなブランケット症候群。

乳幼児期のストレスってなんだろう?

断乳は大きな理由の一つですよね。

 

でも、ちょっとまって!!

私はミルク育児だったよ、というお母さんもいますよね。

例えば保育園など、お母さんやお父さんが近くにいない状況や、慣れない場所へ行く不安などもストレスの要因になっているんです。

だから、母乳でもミルクでも、子供が感じる不安やストレスは似ていて、今まであったものがなくなったり、今までと違う環境になったりした場合にブランケット症候群になるようです。

不安な気持ちをなんとかしたいから、依存してしまうんですよね。

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ブランケットを取り上げたらダメなの?

身内があつまる冠婚葬祭では、かなりチクチクと言われるため、その日に息子からタオルハンカチを取り上げたことがあるんです。

でもこれは、親の勝手ですよね。

翌日には返しましたが、とても反省しています。

この行動は本当に浅はかでした。

これにより、親に不信感、絶望感を抱く子供もいるようです。

逆の立場で考えた時、肌身離さず持っているものを勝手に取り上げられたら、そりゃ腹が立つし嫌いになる可能性だってあります。

ほかの子はそんな事してないのに…と、思ってしまいました。

いい加減に手放してほしいな、って。。。

当たり前ですが、これを言葉に出すのもよくありません。

気持ちの大きな子もいれば、デリケートな子もいます。

比べても仕方ないし、その子にはまだ見えていない心配があるかもしれません。

人と比べることほど子供を傷つけることはありません。

絶対に言ってはいけない事ですよ。グッと我慢してくださいね。

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ブランケット症候群の心理を理解しよう

ブランケット症候群は、愛情不足でも病気でもありません。

思い込みや間違った知識でなんだかんだ言う人がいますが、その時、子供にとって必要なものです。

周りの視線や言葉より我が子の成長過程の一つとして受け止めてあげましょう。

心の中の違和感と戦っているんだ。

今まさに成長しようとしている。自立の第一歩。

こんな風にポジティブに考えた方が絶対いいですよね。

 

症候群なんて名前がつくと、悪いもののように捉えてしまいがちですが、そんなことは絶対にありません。

手放さなかったものを手放した時。

それは一つの成長を遂げた時です。

成長段階で、なくなっていくものです。

まとめ

育児をしたお母さんなら、ほとんどの人が我が子で経験したり、周りにいたりして知られているブランケット症候群。

子供の不安を取り払ってくれる魔法アイテムだと思えば、親子で神経質にならずに済みますよね。

ただ一つ注意してもらいたいのが、そのアイテムが洗濯や何らかの事情で手元にない時の様子です。

動悸、息切れ、パニック、癇癪などがある場合は、なんらかの精神疾患の可能性がありますから、専門医に相談しましょう。

そうではない「ブランケット症候群」、「ライナスの毛布」は心配いりません。

いつか、かわいい思い出話になるんですよ。

 

我が家では、今でも時々タオルハンカチの話が出ます。

息子本人も笑いながら聞いています。

深く考え過ぎず、笑顔で過ごしていたら、「ライナスの毛布」は、ある日突然消えていきます。

楽しい育児をしましょうね^^

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