冬野菜の代表格といえば、大根。スーパーでも立派な大根が安く手に入りますよね。
大根を1本買った時、どこの部分をどの料理に使えばいいのか迷いませんか?
とりあえず上から順番に…と、使っていませんか?
大根には、部位によって味などに違いがあります!
煮物にはどこの部分を使ったらいいかや、旬の大根を丸ごと1本おいしく食べられるレシピをご紹介します!
大根の部位の違いについて
大根は部位によって味や食感が違います。
調理する際に役立つので覚えておくと良いですよ。
大根1本を3つ(上、真ん中、下)に分けて説明します。
特 徴 | 味の違い | |
上の部分 | ・みずみずしい | ・甘みが強く、辛味が少ない |
真ん中 | ・水分が一番多い
・やわらかい ・太さが均一 |
・辛味と甘味がちょうどよいバランス |
下の部分 | ・繊維が多く、水分が少ない | ・辛味が強い |
大根の煮物はどの部分を使えばいいの?
大根を煮る調理(煮物やおでんなど)には、ずばり「真ん中の部分」を使います。
真ん中の部分は、煮物にすると柔らかく仕上がり、味の染み込みがとても良いので、おいしく調理できます。
また、真ん中の部分は比較的太さがそろっているので、煮たときに火の通りが均一であることや、見た目も良くなるでしょう。
大根の部位別おすすめ料理とレシピ
では、ほかの部位はどのような料理に使うと良いのでしょう。
部位の特徴を生かした料理とレシピの一例をご紹介します!
大根の〈上の部分〉を使った料理とレシピ
みずみずしい食感や甘味をいかして、生食が向いています。
サラダや酢の物などが良いでしょう。
また、辛味のきいた大根おろしが苦手な人は、上の部分を使うと甘味のあるふわふわした大根おろしに仕上がります。
【大根なます】
さっぱりしていてみずみずしく、箸休めにぴったりですよ!
★材料
・大根(上の部分)… 1/4本
・にんじん… 1/3本
・塩… 小さじ1
・砂糖… 大さじ2~
・酢… 大さじ3~
・いりごま… 適量
★作り方
①大根とにんじんは皮をむき、千切りにする
②千切りした大根とにんじんに塩をふってしばらく置く
③②で出た水分をしぼり、調味料をあえる。しばらく時間をおいて味をなじませる
④食べるときにいりごまをふって完成です★
大根の〈真ん中〉を使った料理とレシピ
先ほどお話ししたように、煮物が最適です!
【大根のそぼろ煮】
ごはんが進むおかずになります。一度冷ますと味がより染み込んでさらにおいしくなりますよ!
★材料
・大根(真ん中の部分)… 1/2本
・鶏(または豚)ひき肉… 150g
・顆粒和風だし… 小さじ2
・水… 4カップ
・砂糖… 大さじ3
・みりん… 大さじ1
・酒… 大さじ2
・しょうゆ… 大さじ3
・塩… 少々
・片栗粉… 適量
★作り方
①大根は2~3㎝幅の輪切りにして皮をむき、かために下茹でする
②鍋に①、ひき肉、調味料を入れ、大根がやわらかくなるまで煮る
③水溶き片栗粉でとろみをつけて完成♪
大根の〈下の部分〉を使った料理とレシピ
辛味のきいた大根おろしにしたいときは下の部分を使います。
また繊維が多くかたいので、漬物やみそ汁にも下の部分が良いでしょう。
【大根のつけもの】
簡単にすぐできるので、あと一品やおつまみにもいいですね!
★材料
・大根(下の部分)… 1/4本
・きゅうり… 2本
・顆粒昆布だし… 大さじ1
・塩… 少々
・砂糖… 大さじ1強
・醤油… 大さじ1/2~1
・酢… 大さじ1強
★作り方
①大根は皮をむいて5㎜くらいのいちょう切り、きゅうりはスライサーなどで薄い輪切りにする
②ポリ袋に①と調味料を入れて空気を抜いて口を縛る。1時間ほど漬けたら完成♪
大根の葉っぱはどうしてる?
スーパーではなかなかみかけることがないかもしれませんが、野菜の直売所や宅配などで農家さんから届く大根には、立派な葉っぱがついていることが多いですね。
みなさんはその葉っぱ、どうしてますか?
大根の葉っぱには栄養がたっぷり!捨てちゃうなんてもったいないですよ!
葉っぱ付きの大根が手に入ったときは、すぐに大根と葉に切り分けましょう。
葉は、どんどんしおれてきてしまうので、早めの調理が必須です。
細かく切って炒め物やみそ汁の薬味などにすると、おいしくいただけますよ!
細かく切った状態でジッパー付き袋に入れて冷凍すれば、少しずつ使えて便利です^^
まとめ
大根を1本買うと余ってしまいがちですが、部位の特徴をいかしてさまざまな料理に使えますね。
今が旬のおいしい冬野菜なので、余すことなく使い切ってください。
大根を買う際にはぜひ参考にしてみてください♪